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2016.10.31

つゆあかね  < 撹拌 >

今回は前回仕込み工程に引き続き、

どのように変化しているのか?・・・から始まり、撹拌工程まで見て頂きたいと思います。

 

 

仕込みから数日後のタンクの様子です。

前回の仕込みのブログを見て頂けると、違いは一目瞭然だと思います)

この、美しい赤色こそが、露茜の素晴らしさの一つとなります。

DSC_0016

 

 

 そして

ここからが製造マンとしての腕の見せどころです。

 

1週間ぐらい経過したら、

撹拌工程に入りますが、作業するにあたり心がけることがあります。

 

・ ・ ・ ・  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

(1) 露茜の実を傷つけない。

(2) ゆっくりと均一になるように混ぜる。

(3) 撹拌時に愛情を加える。

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 

このことを心がけています、

(3)の撹拌時に愛情と言うのは、少しオーバーな表現のように思われますが(笑)、

仕込みから、手間暇をおしまない、妥協しないというのは、

やはりいい商品を作りたい、また前回以上のものをお届けしたいという、

造り酒屋としのスピリッツが、愛情という言葉に置き換え、

このつゆあかねにも注がれます。

(実際は撹拌棒での撹拌作業は、強引に力を入れて撹拌ができないので、

ゆっくりと溶けていない砂糖を、抽出液に溶かしながら均一になるように撹拌するため

腕がパンパンになり辛く、本当に根気がいる作業になります。

 

DSC_0031

 

< 撹 拌 > は仕込みの、第2ポイント(前回ブログより)となります。

露茜の実から果汁を浸透圧で出すためには、よりタンク内の濃度を均一にすることが重要で、

撹拌をきっちりしないと、濃度の薄い部分から腐敗の原因を作ることになるので、注意が必要です。

 

 

 

今後は何回か、同じような撹拌をしながら、日々の状態を確認していきますが、

次は最後となり、実と液を分離する最終工程となります、つゆあかね仕込みラストとなりますので、

見て頂ければと思います。

ここから1週間~2週間後にアップしたいと思います。