今回は前回仕込み工程に引き続き、
どのように変化しているのか?・・・から始まり、撹拌工程まで見て頂きたいと思います。
仕込みから数日後のタンクの様子です。
(前回の仕込みのブログを見て頂けると、違いは一目瞭然だと思います)
この、美しい赤色こそが、露茜の素晴らしさの一つとなります。
そして
ここからが製造マンとしての腕の見せどころです。
1週間ぐらい経過したら、
撹拌工程に入りますが、作業するにあたり心がけることがあります。
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(1) 露茜の実を傷つけない。
(2) ゆっくりと均一になるように混ぜる。
(3) 撹拌時に愛情を加える。
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このことを心がけています、
(3)の撹拌時に愛情と言うのは、少しオーバーな表現のように思われますが(笑)、
仕込みから、手間暇をおしまない、妥協しないというのは、
やはりいい商品を作りたい、また前回以上のものをお届けしたいという、
造り酒屋としのスピリッツが、愛情という言葉に置き換え、
このつゆあかねにも注がれます。
(実際は撹拌棒での撹拌作業は、強引に力を入れて撹拌ができないので、
ゆっくりと溶けていない砂糖を、抽出液に溶かしながら均一になるように撹拌するため、
腕がパンパンになり辛く、本当に根気がいる作業になります。)
< 撹 拌 > は仕込みの、第2ポイント(前回ブログより)となります。
露茜の実から果汁を浸透圧で出すためには、よりタンク内の濃度を均一にすることが重要で、
撹拌をきっちりしないと、濃度の薄い部分から腐敗の原因を作ることになるので、注意が必要です。
今後は何回か、同じような撹拌をしながら、日々の状態を確認していきますが、
次は最後となり、実と液を分離する最終工程となります、つゆあかね仕込みラストとなりますので、
見て頂ければと思います。
ここから1週間~2週間後にアップしたいと思います。