最近、輸出に関してのプレゼンのご依頼や登壇の機会を頂く事が少し増えてきました。
国内の地盤固めも強化していかねばならない状況の中、輸出に関しても思うような成果を出せていませんが、海外に目を向けていかねばならないというのは、中野BCとしても中期的戦略として考えています。
約5年前、中野BCの商品や技術を海外に広めていくためには、まず自分達がその国の文化や慣習、そして食文化を含めて世界を知らなければならない、と感じ、様々な国に僕ももちろんですが、担当スタッフも、また関係するスタッフにも海外に行ってもらい、みんなで海外を理解しながら一歩ずつ進めてきました。
満足いく結果、というまではいきませんが、手探りから始めた頃に比べると、僕たちの経験値も上がり、少しずつ安定してきたかな、と感じます。
そんな中、今回は近畿経済産業局からご依頼があり、梅田にある第二吉本ビルディングヒルトンプラザウエスト オフィスタワーで開催された「我に続け!中小企業等の海外展開セミナー」(主催:新輸出大国コンソーシアム近畿ブロック会議)のパネルディスカッションのパネラーとして参加させて頂きました。
今回のメインテーマが展示会の活用という事で、今までの海外展示会利用のきっかけ、海外展示会を通じての良かった事例や悪かった事例、また今後の展望などを、約15分お話をさせて頂き、その後パネラーとして、参加頂いた方々からの質問をお受けするような流れでした。
100名以上の方が参加されていて熱心にメモを取られる方が多く、セミナー終了後にも質問をお受けする方が非常に多く、驚きました。
あまり人前で話をするのは性に合わないタイプの僕ではありますが、今回登壇をお受けした理由は「自分自身の成長のため」、そして「同じ想いを持った方が集まり、様々な情報交換や相談が出来る」という事。そして一番の理由は「自分達の失敗も成功も情報発信・情報共有していきながら、日本が一丸になって世界に発信していくべきである」。僕たちはまだまだ自慢出来る成果は出ていませんが、規模の大小でなく「想いが集まる」事が大切だと感じています。
今回のパネラーの方は、座布団を世界に向けて販売している京都の株式会社高橋、トムソン刃を製造されていてタイに現地法人を持たれている株式会社ナカヤマ、オーガニックの化粧品などを製造されている株式会社クレコス。全くの異業種の方々でしたが、売るモノが変われど、日本の技術をベースに付加価値で売る、そんな根本の考え方は同じだなと感じました。
そして、僕たちよりもしっかりと海外に展開されている方々ばかりでしたので、逆に非常に勉強させて頂きました。
こういった様々な刺激を受けながら、いつか「和歌山に中野BCあり」、「世界の中野BC」とも言われるようになるために、頑張っていきたいと思います。
来月は、和歌山の梅を世界に広めるために集まったチーム「Ume World Project」でシドニーとオークランドでプロモーションを実施します。和歌山の代表であるという意識を持ちながら、日本の品質、和歌山の品質の高さを知ってもらいたいと思います。
Ume World Project HP