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2025.6.10

【テレビ大阪で特集】女性の力で地方から梅酒革命!和歌山・中野BCの挑戦

先日テレビ大阪『もしものマネー道』で、私たち中野BCが30分間の特集番組を放送いただきました!

「「梅酒」への転換と女性の力!」と題した放送内容は、和歌山の酒造が梅酒で勝負をかけた経緯を再現してくださいました。

その放送内容をまとめさせていただきました!

公式YouTubeも公開中!→ もしものマネー道 もしマネ【公式】YouTube

 


和歌山・海南の老舗酒蔵が梅酒に大転換

創業90年以上の歴史を持つ和歌山・海南市の中野BCは、もともと日本酒や焼酎を製造していましたが、2005年に大胆な舵切りを決行。「これからは梅酒に力を入れるべきだ」と若き社長・中野幸治が提案し、方向転換を図りました。

和歌山といえば、言わずと知れた梅の名産地。地元の素材を活かした梅酒作りに本格的に取り組み始めたのです。


乗り越えた“世代の壁”――古参社員との葛藤も

中野BCの梅酒改革は、決して順調な道のりではありませんでした。

「こんな甘そうな酒が売れるか?」「お酒はもっとキリッとしてないと」
——それは、長年日本酒や焼酎を手がけてきた古参の男性社員たちからの、率直な反応でした。

実は“梅酒路線”は一度、失敗していたのです。

和歌山といえば、梅の名産地。「せっかく地元に梅があるのだから」と、「赤しそ梅」「蜂蜜梅」「緑茶梅」という3種類の梅酒を“プロにしか作れない味”として発売。しかし、売上は思うように伸びず、何度も製造中止が検討されていたといいます。

当時の会議も、日本酒や焼酎を中心にしていた男性幹部ばかり。
「どうやって売ればいいかわからない」「売れないものに手間をかける意味はあるのか」
と、梅酒そのものが“脇役扱い”されていたのが実情でした。


“女性目線”がヒットを生んだ!マーケティングの変革

梅酒市場を切り開く中で、キーパーソンとなったのは社内の女性社員たちでした。

「ネイルがおしゃれな人は感性が鋭いかも?」という直感から始まり、デザインや味の感覚が鋭い女性たちがマーケティング部に次々とスカウトされていきました。
「ラベルがちょっと“おじさんっぽい”」「もっとかわいく」「アルコール弱めが嬉しい」——普段あまりお酒を飲まない人の声が、新しい梅酒づくりに反映されていきます。

 


再生された“幻の梅酒”と大ヒット商品「手まり」

一度は廃盤の危機にあった「赤しそ・蜂蜜・緑茶」3種の梅酒。しかし、女性チーム「なでしこ」によって、飲みきりサイズの新ブランド「手まり」としてリニューアルされました。

可愛らしいボトルデザインと、ちょっとずつ楽しめる180mlの手軽さが、若い女性たちを中心に大ヒット。贈り物や自分への“ちょっとしたごほうび”として人気商品に成長しました。


男性チームも奮起!クラフト梅酒で“SAKEメン”誕生

女性チーム「なでしこ」によるヒット連発に、男性社員たちも黙ってはいませんでした。

「負けていられない」——
そうして結成されたのが、男性による開発チーム「SAKEメン(サケメン)」。
これまでとは一線を画す、男性目線ならではの“キリッとした飲みごたえ”を追求したお酒が誕生しました。

開発されたクラフトジンは、酒好きな男性にも「これはうまい」と評価され、全国コンクールで金賞を受賞。見た目も味も“硬派”な印象を大切にしながら、これまで中野BCになかった新しい梅酒の魅力を広げる一歩となりました。


男女チームの融合と未来へ

対立していたわけではないけれど、どこか別々に動いていた「なでしこ」と「SAKEメン」が、ひとつの開発チームとして手を取り合う瞬間が訪れたのです。

現在では、男女混合の開発チームが当たり前となり、「女性だけ」「男性だけ」では生まれなかった商品企画が次々と形になっています。

味の好みも、デザインの感覚も、生活の中でのお酒の立ち位置も、性別や世代によって驚くほど違う。
その“違い”をぶつけ合い、認め合い、時には妥協せずに議論する——
その過程からしか生まれない、新しい梅酒の形が、いま続々と誕生しているのです。

まさに、「違うからこそ面白い」。
地方の老舗酒造が、時代に合わせて進化し続けている姿が、そこにありました。


 

 

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▶ 採用情報等はこちらから:中野BC採用情報サイト

 

🌸 取材等も受付しております。

 

📺 番組を見逃した方も、番組公式YouTubeにてご覧いただけます!

 


 

番組まとめをご覧いただきまして誠にありがとうございます。

個人的に一番、的を得ていたのはこのシーンです。

まさに日本酒も大好きな中野社長。

顔でバレるとは…(゜゜)笑