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2018.10.30

柿食えば…。

こんにちは!橋本です!

 

秋の果物といえば・・・

梨、ぶどう、柿、みかん・・・などなど。

スーパーに彩り豊かに陳列されています。

 

和歌山県は柿の生産量が日本一!

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刀祢早生(とねわせ)や平核無(ひらたねなし)が主流です。9月末から市場に出始め、11月には富有(ふゆう)といろ~んな柿があります。

主に紀ノ川沿いに柿の産地が所在しており、柿のシーズンになると様々なイベントが開催されます。「串柿の郷」四郷では、11月中旬から“串柿ののれん”を見ることができます。

(玉すだれの方が正しいかな??)

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我が家にも実家からもらった柿がたくさん!

柿とみかんの消費に日々追われます。

食後のデザートはもっぱらフルーツ!

ありがたいです!

 

柿には、ベータカロテンビタミンAビタミンCカリウムなど、栄養分がたっぷり!また、植物繊維であるペクチンや、ポリフェノールの1種であるタンニンを豊富に含んでいます。

タンニンは渋みのもと、柿には渋みを感じるものを感じないものがありますが、それは、タンニンが溶けだし、舌が渋みを感じるため。同じタンニンでも、水に溶けなければ、渋みは感じません。

昔から人は、渋柿のタンニンを溶けないようにして食してきたのです。

 

実は、このタンニン。

お酒大好きな人にとっては、二日酔いを防止してくれる

優秀なフルーツでもあるのです!

 

なんでも、このタンニンが、悪酔い物質の“アセトアルデヒド”を吸着するので、

二日酔いを防げるのだとか。

当社の基礎研究でも、このタンニンが胆汁酸を吸着することで、体内のコレステロールを減少させることに寄与していることが分かっています。

→柿玉として商品化しています。 柿玉

 

 

さて。

家にある柿を横一文字に割ってみました。

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黒いブツブツがタンニンです。

 

柿は、熟しだすと組織が軟化します。

軟化した柿は全体がペクチン質に! ↓

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つやっつやです。

中心がゼリー状になっています。

サクッの食感のイメージが強いので、食べるまで躊躇しますが、食べだすと美味しい!

凍らしてシャーベットとして食べても美味しいんですって!

 

 

ヨーロッパでは、熟した“KAKI”をスプーンで食べるのが通のようです。(たぶん)

 

 

でも、この熟柿。見極めが大切。

適熟を越すと、お酢になるのでご注意を。